診療内容

妊娠検査、生理が遅れている

生理がおくれたら、まずは妊娠検査です。

市販の妊娠検査薬を使えば、簡単に検査できます。

妊娠していれば、産婦人科にかかって、妊娠週数とか予定日を決めてもらいましょう。

なお、当院では、妊婦健診は行いますが、お産は現在しておりません。

当院で32週まで妊婦健診を行い、分娩は倉敷中央病院、成人病センター、里帰りにて、することになります。

産むかどうか決めかねているときはなるべく早く産婦人科に相談してください。

なお、当院では4ヶ月(12週)以後の人工妊娠中絶術は行っておりません。

妊娠週数は生理からの計算ではなく、超音波検査で決めます。

月経不順、生理不順

生理の周期が長い、短い、毎月来ない、などの症状があります。

卵巣の働きが低下して起こることもありますが、元々、そのような体質で、異常の無いこともあります。

すべての人が、順調に来なければ異常と言うわけではありません。

また、卵巣の働きが低下する原因はさまざまで、病気をした、クスリを飲んだ、精神的なストレス、原因不明などです。

ホルモン療法、漢方薬療法などで治療します。

月経困難症、生理痛、生理前むくみ、月経前緊張症

生理前後の不快な症状はいろいろあります。

生理痛は病的なものと、病気ではない単なる生理痛というべきものがあります。

病的なものとは子宮内膜症とか、子宮筋腫によって起こるもので、この場合はそれぞれの治療が必要です。

単なる生理痛は、痛いときだけ、鎮痛剤を飲むとか、ピルを飲むとか、漢方薬治療をします。

生理前に、むくむとか、いらいらする、などの症状は月経前緊張症といいます。

これも治療はピルか、漢方薬治療をします。

不正出血

不正出血があれば、最初に、子宮癌検診をします。

この場合、ふつうは子宮頸部の癌を検査します。

しかし、たびたび出血があれば、子宮体部の癌検診もします。

そのほか、子宮頸管ポリープとか、卵巣機能不全、膣炎の事もあります。

避妊、ピル、リング、モーニングアフターピル、緊急避妊

ピル

避妊法としてはきちんと飲めば避妊率はほぼ100%です。

副作用をさけるために、問診を行います。

35才以上で喫煙する人は、ピルは飲めません。

リング

最近では、ごく微量のホルモンを5年間にわたって放出するリング(IUD)が使用されています。

避妊効果も充分あります。

ただし、当院では現在のところ使用しておりません。

モーニングアフターピル

当院では2種類の薬剤を使用しています。

どちらも性交後72時間以内に薬剤を飲みますが、早いほど効果が高いです。

ただし、避妊率はそれほど高くなく、吐き気や嘔吐が出る人がいます。

通常の避妊に使うには、避妊率はよくありません。あくまでも、緊急避妊法です。

子宮癌検診

不正出血があれば、子宮癌検診を行います。

倉敷市では、子宮癌検診の補助があります。

最近、20歳代でも子宮癌が増えてきています。

更年期障害、HRT、ホルモン補充療法

ホルモンが十分出て妊娠可能な状態から生理が無くなって、老年期になる境目の不安定な時期を更年期といい、いろいろな症状が出て困ることを更年期障害と言います。

症状は、のぼせ、肩こり、冷え、動悸、生理不順などで多岐にわたります。

治療はホルモン療法と漢方薬療法です。

不妊症

まず、基礎体温を測ってください。

「婦人体温計」という基礎体温を測るための特別の体温計が必要です。

高価ものは必要ありません。

それを1~2ヶ月つけて来院してください。